みんなのブック

おすすめマンガ紹介
劇光仮面

劇光仮面

特撮に人生を捧げた男たちの再会

🎗️ マンガ大賞2023 ノミネート 特撮ヒーロー

『劇光仮面』は、『シグルイ』『覚悟のススメ』の山口貴由が描く特撮愛の物語です。 ヒーローショーの中の人でも、変身能力者でもなく、「特撮に人生を捧げてしまった大人たち」を 真正面から描くという前代未聞の題材で、マンガ大賞2023にノミネート。 山口貴由の作家性が全開の、唯一無二のヒーロー漫画です。

作品情報

作者山口貴由
出版社小学館(ビッグコミックスペリオール連載)
巻数連載中
受賞マンガ大賞2023 ノミネート

あらすじ

「自分は何者でもない、ただの器にすぎない。それが自分の強さだ」と信じて、 アルバイトで日々を食いつなぐ29歳の実相寺二矢。 彼は学生時代、特撮サークルで自作スーツの「中の人」を務めていた男でした。

サークルの仲間の死をきっかけに、かつての同志たちと再会した実相寺。 納棺の場で再び袖を通した自作ヒーロー「劇光仮面」のスーツが、 止まっていた彼の人生を、静かに、しかし決定的に動かし始めます。

見どころ

本作の特撮描写は「ごっこ遊び」ではありません。スーツの造形、所作、殺陣── ヒーローを「演じ切る」ことへの求道的なこだわりが、山口貴由特有の 様式美あふれる筆致で描かれ、フィクションと現実の境界が少しずつ溶けていきます。

くすぶっていた男が「ヒーローになる」までの過程は、痛々しさと崇高さが紙一重。 大人になっても好きなものを捨てられなかった人間への、これは讃歌であり挽歌です。 特撮を知らなくても、何かに打ち込んだ経験のある人なら必ず刺さります。

ここが推せる 特撮への愛が随所に溢れながらも単なるパロディに留まらない、作家性の強い異色のヒーロー誕生譚。

こんな人におすすめ

  • 特撮ヒーローものが好きな人
  • 山口貴由作品(『シグルイ』など)のファン
  • 「くすぶっていた者が覚醒する」王道展開が好きな人
  • 趣味に人生を賭けた人間のドラマが好きな人

よくある質問

特撮の知識がないと楽しめませんか?
知識は不要です。特撮ネタはあくまで入口で、本質は「何かを愛しすぎた人間」の普遍的なドラマです。
『シグルイ』のような残酷描写はありますか?
あの水準の残酷さはありませんが、山口貴由特有の張り詰めた緊張感と狂気の気配は健在です。
📖 マンガ紹介一覧へ戻る