封神演義
仙人と仙術が乱れ飛ぶ、殷周革命の三国志的大河バトル
『封神演義』は、週刊少年ジャンプ連載、藤崎竜による中国神話バトル漫画です。 古代中国・殷周革命を題材にした伝奇小説「封神演義」を大胆にアレンジし、 仙人・仙術・妲己をはじめとする妖怪変化が入り乱れる群像劇として再構築。 独特のスタイリッシュな作画と乾いたユーモアで、90年代ジャンプの異色作として愛されています。
作品情報
| 作者 | 藤崎竜 |
|---|---|
| 出版社 | 集英社 |
| 巻数 | 全23巻(完結) ※完全版全16巻もあり |
| 掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
| メディア化 | TVアニメ2作(1999年、2018年) |
あらすじ
暴虐の限りを尽くす殷の紂王と、彼に取り憑いた妖狐・妲己。 崑崙山の仙人・元始天尊は、人材不足の殷を見限り、 新王朝「周」を打ち立てるため、弟子の太公望を地上に遣わします。 「封神計画」と呼ばれるこの企みは、人と仙人と妖怪を巻き込む 大規模な代理戦争へと発展。太公望は仲間の仙人たちとともに、 紂王配下の仙人・道士たちと知略と仙術を駆使した戦いを繰り広げます。
見どころ
本作最大の魅力は、太公望というトリックスター的主人公の造形です。 戦わずに勝つことを美徳とし、卑怯な策も平然と使う食えない策略家でありながら、 仲間の死には本気で涙する。王道の熱血漢とは真逆のヒーロー像は、 90年代ジャンプの中でも際立つ個性でした。
原典の中国神話・神仙思想を大胆に脱構築した設定センスも見どころです。 道具「宝貝(パオペエ)」のガジェット的な魅力、仙人たちの人間くさい人間模様、 そして「封神計画」の真の目的が明かされる終盤の転回。 乾いたギャグと重厚なテーマが同居する、唯一無二のバランス感覚の作品です。
こんな人におすすめ
- 中国神話・封神演義をベースにした作品に興味がある人
- 策略家タイプの主人公が好きな人
- 90年代ジャンプの異色作を掘りたい人
よくある質問
- 原典の小説を知らなくても読める?
- 問題ありません。本作は原典の設定を大胆にアレンジしたオリジナル色の強い作品で、予備知識なしで楽しめます。
- どの版で読むのがいい?
- 通常版全23巻のほか、加筆修正された完全版(全16巻)があります。Kindleではどちらも配信されています。