イノサン
イノサン
フランス革命の闇を生きた死刑執行人一族
🎗️ マンガ大賞2015 第7位
歴史大河
『イノサン』は、坂本眞一が描くフランス革命前夜の歴史大河です。 実在した死刑執行人サンソン家を主人公に据えた異色の題材を、 息を呑むほど美麗な作画で描き切り、マンガ大賞2015にランクイン。 続編『イノサンRouge』とあわせて完結済みの、劇薬のような芸術作です。
作品情報
| 作者 | 坂本眞一 |
|---|---|
| 出版社 | 集英社(週刊ヤングジャンプ連載) |
| 巻数 | 全9巻(続編『イノサンRouge』全12巻・完結) |
| 受賞 | マンガ大賞2015 第7位 |
あらすじ
18世紀、「自由と平等」を望み現代社会の出発点となったフランス革命。その闇に生きたもう一人の主人公が、 シャルル-アンリ・サンソンです。彼はパリで死刑執行人を務めるサンソン家四代目の当主。 その過酷な運命に気高く立ち向かった"純真"を描く歴史大河が幕を開けます。
物語は続編『Rouge』で、シャルルの妹マリー=ジョセフへと主役を移し、 革命の炎が燃え上がるパリを駆け抜けていきます。
見どころ
美と残酷が同居する坂本眞一の圧巻の作画が本作最大の魅力。処刑という重いテーマを、 耽美的でありながら決して目を背けさせない筆致で描き切ります。実在の歴史上の人物・事件を 丹念に取材した重厚な世界観も読み応え十分です。
ここが推せる
「死刑執行人」という異色の主人公を通して描くフランス革命前夜の緊張感。作画の美しさと重さの同居が唯一無二。
こんな人におすすめ
- フランス革命など西洋史に興味がある人
- 耽美的で重厚な作画が好きな人
- 異色の視点から歴史を描く物語が好きな人
よくある質問
- 処刑の描写はどの程度ありますか?
- 正面から描かれます。ただしショックのためではなく「命を扱う職業の重み」を伝えるための描写で、目を背けさせない品格があります。
- 『Rouge』まで読むべきですか?
- 読むべきです。無印はシャルル、Rougeはマリーの物語で、二部あわせてサンソン家とフランス革命の大河が完成します。