(2026年10月31日 更新)
『インベスターZ』は、三田紀房(『ドラゴン桜』)が2013年6月から2017年6月まで『モーニング』で連載した投資漫画です。 創立130年の名門進学校に代々伝わる、学園資産3000億円を運用する秘密の部活「投資部」を舞台に、 株式投資・経済の仕組みを実践的に学べる構成で、 「お金の教養」を漫画で身につけられる実用エンタメとして支持されています。 2018年には清水尋也主演でテレビ東京の「ドラマ25」枠でドラマ化されました。
作品情報
| 作者 | 三田紀房 |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 巻数 | 全21巻(完結・最終巻は2017年10月発売) |
| 掲載誌 | モーニング(2013年6月〜2017年6月) |
| メディア化 | テレビドラマ(2018年7月〜・テレビ東京「ドラマ25」・全12話) |
あらすじ
創立130年の超進学校・道塾学園にトップの成績で合格した中学生・財前孝史は、 入学早々、学校が非公式に運営する巨大な投資ファンド「投資部」に スカウトされます。部が運用するのは学園資産3000億円。 その使命は、資産を運用して年8%以上の利回りを生み出すこと。 財前はいきなり100億円の運用を任されることになります。
最初の投資先に、自分が好きなゲーム会社の株を選んだ財前は、 先輩部員たちの実践的な投資判断を間近で見ながら、 「お金とは何か」「経済はどう回っているのか」を学んでいきます。 やがて、道塾学園の創設者の子孫で、投資部の存在を問題視する藤田美雪が現れ、 投資部の存続をめぐる戦いも始まります。
主な登場人物
| 財前孝史(ざいぜん たかし) | 主人公。道塾学園にトップで合格した中学1年生。投資部に入部し、100億円の運用を任される。 |
|---|---|
| 藤田美雪(ふじた みゆき) | 道塾学園の創設者・藤田金七の玄孫。投資部の存在に疑問を投げかける。 |
見どころ
本作の価値は、株式投資・経済の仕組みを物語の中で自然に学べる構成です。 銘柄選びの視点、リスク管理、景気循環の読み方── 『ドラゴン桜』が受験勉強法をエンタメにしたように、 本作は投資という一見とっつきにくいテーマを、 キャラクターたちの駆け引きを通じて分かりやすく解説していきます。
そして「なぜ学校が投資部を運営しているのか」という謎も物語の縦軸になっています。 単なる投資ハウツーで終わらず、教育とお金、社会の仕組みへの 踏み込んだ視点を持つのが本作の面白さで、 大人になってから読み返すとさらに発見の多い一作です。
実在の企業や経営者が作中に登場するのも本作の特徴です。 架空の世界の投資話ではなく、現実の経済とつながった話として読めるため、 ニュースで見る企業や業界の動きが身近に感じられるようになります。 中高生が主人公なので、投資を「大人の世界の話」ではなく、 自分ごととして考えるきっかけになるのも魅力です。
ドラマ版について
テレビドラマはテレビ東京の「ドラマ25」枠で2018年7月13日から放送されました。 財前孝史を演じたのは清水尋也で、本作が連続ドラマ初主演作です。 最終話では、投資部の存続をかけた財前と藤田側の「投資3番勝負」が描かれ、 東証一部上場企業の時価総額の合計を競う「時価総額バトル」がクライマックスになります。
こんな人におすすめ
- 投資・お金の勉強を漫画で始めたい人
- 『ドラゴン桜』の三田紀房作品が好きな人
- 実用性の高いビジネス漫画を探している人
- 新NISAなどをきっかけに投資に興味を持った人
よくある質問
- 投資の知識がゼロでも読める?
- むしろゼロの人におすすめです。専門用語は作中で丁寧に解説され、投資の考え方の基礎を物語を通じて自然に学べます。
- 実際に投資の参考にできる?
- 投資の基本的な考え方を学ぶ入り口としては優れていますが、個別の投資判断は自己責任で行い、必要に応じて専門家にも相談してください。
- 連載当時から時間が経っていますが、今読んでも役立つ?
- 個別の企業や相場の話題には連載当時(2013〜2017年)のものが含まれますが、「お金とは何か」「投資とは何か」という考え方の部分は今読んでも十分に通用します。