モブサイコ100
最強の超能力少年と、インチキ霊能力者の師弟物語
『モブサイコ100』は、『ワンパンマン』原作者ONEがウェブコミックサイト・裏サンデーで 連載したもう一つの代表作です。規格外の超能力を持つ地味な中学生と、 彼を弟子にしたインチキ霊能力者。ギャグと能力バトルの皮を被った、 まっすぐな成長物語として、アニメ3期まで完走した名作です。
作品情報
| 作者 | ONE |
|---|---|
| 出版社 | 小学館 |
| 巻数 | 全16巻(完結) |
| メディア化 | TVアニメ3期(2016〜22年)・実写ドラマ(2018年) |
あらすじ
影山茂夫、あだ名は「モブ」。存在感の薄い中学2年生の彼は、 実は世界最強クラスの超能力者です。しかし力では何も解決しないことを知るモブは、 感情を抑えて生きることを選び、自称霊能力者・霊幻新隆の事務所でアルバイトをしています。 抑圧された感情が100%に達したとき、モブの力は暴走する──。 邪悪な超能力者集団「爪」との戦いを通じて、モブは力と自分の関係に向き合っていきます。
見どころ
本作最大の発明は、師匠の霊幻新隆です。超能力を一切持たないインチキ霊能力者なのに、 モブに「力は人間の価値と関係ない」と言い続けるこの男は、 調子のいい大人の駄目さと、大人にしか言えない言葉の両方を持っています。 終盤のあるエピソードで彼が見せる本気は、シリーズ屈指の名場面です。
ONEの作画は一見素朴ですが、感情が爆発する場面の画力の解放は圧巻で、 「絵の上手さとは何か」を考えさせられます。 ボンズ制作のアニメ版はその爆発を極上の作画で再現しており、 原作→アニメの順でも、アニメ→原作の順でも二度おいしい作品です。
こんな人におすすめ
- 『ワンパンマン』のONEの作家性を深く味わいたい人
- ギャグと感動の振れ幅が大きい作品が好きな人
- 少年の成長物語で泣きたい人
よくある質問
- 『ワンパンマン』とどちらから読むべき?
- どちらからでも大丈夫ですが、完結している本作は物語としてのまとまりが抜群です。ONEの本質は本作にあると言うファンも多いです。
- 絵が独特と聞いたけど大丈夫?
- 序盤は素朴に見えますが、すぐに慣れます。感情の爆発シーンで見せる画力の解放は、この絵柄だからこそ効く演出です。