AKIRA
AKIRA
ネオ東京を焼き尽くす、世界標準になったSF漫画
SFサイバーパンクアニメ化
『AKIRA』は、1982年から90年に連載された大友克洋の代表作です。 崩壊と再生を繰り返すネオ東京を舞台にしたSF大作で、 劇場アニメとともに「日本のマンガ・アニメ」の評価を世界規模で塗り替えました。 サイバーパンクの視覚言語は、本作抜きには語れません。
作品情報
| 作者 | 大友克洋 |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 巻数 | 全6巻(完結) |
| メディア化 | 劇場アニメ(1988年、大友克洋監督) |
あらすじ
第三次世界大戦の引き金となった謎の崩壊から38年後の2019年、再建された巨大都市ネオ東京。 暴走族のリーダー金田と、幼馴染の鉄雄は、軍の極秘実験から逃げ出した 不思議な子どもと接触したことから、国家機密「アキラ」を巡る抗争に巻き込まれます。 実験によって超能力に目覚めた鉄雄は、力に呑まれて暴走を始め、 ネオ東京は再び崩壊への道を転がり落ちていきます。
見どころ
まず圧倒されるのは画面の情報量です。崩れるビルの鉄骨一本、 瓦礫の一つまで描き込まれた破壊描写は「劇画」とも「アニメ絵」とも違う 独自の到達点で、世界中の作家が模写で学んだ教科書でもあります。 バイクのテールランプが流れるあのカットの引用は、海外映画にまで及びます。
劇場アニメ版を観た人にこそ原作を薦めます。映画がカバーするのは物語のおよそ前半まで。 原作では「アキラ」覚醒後のネオ東京、大東京帝国、そしてまったく異なる結末が待っています。 力を持ってしまった少年たちの物語としての苦さは、原作の方がずっと深いのです。
ここが推せる
連載開始から40年以上、いまだに「未来の画」として通用する恐るべき作品。国際的なマンガの評価軸を作った、文字通りのマスターピースです。
こんな人におすすめ
- SF・サイバーパンクの原点に触れたい人
- 劇場アニメ版AKIRAを観たことがある人
- 画力の極点を見たい人
よくある質問
- 映画を観ていれば原作は読まなくてもいい?
- いいえ、むしろ逆です。映画は原作前半の再構成で、後半の展開と結末は原作でしか読めません。物語の全体像は全6巻で初めて完成します。
- どの版で読める?
- 大判のKCデラックス版全6巻が標準です。総天然色版(カラー版)も刊行されており、Kindleでも読めます。