いいひと。
いいひと。
あまりに「いい人」すぎる青年が周囲を巻き込んでいく、群像恋愛ドラマ
恋愛青春群像劇ドラマ化
『いいひと。』は、高橋しんの出世作となった恋愛群像劇です。 スポーツメーカーに就職した「いい人」すぎる青年・北野優二を中心に、 彼を取り巻く女性たちとの複雑な人間関係を丁寧に描き、 1997年には草なぎ剛主演でドラマ化され社会現象となりました。
作品情報
| 作者 | 高橋しん |
|---|---|
| 出版社 | 小学館 |
| 巻数 | 全26巻(完結) ※小学館文庫版は全18巻+短編集 |
| 掲載誌 | ビッグコミックスピリッツ |
| メディア化 | TVドラマ化(1997年、草なぎ剛主演) |
あらすじ
スポーツメーカー「ライテックス」に就職した北野優二は、 誰にでも親切で、頼まれれば断れない、まっすぐすぎるほど「いい人」でした。 その性格ゆえに、恋人の二階堂千絵をはじめ、彼に想いを寄せる女性たちとの関係は 一筋縄ではいかない方向へ転がっていきます。優しさが時にすれ違いや誤解を生みながらも、 優二自身は不器用に、誠実であろうとし続けます。
見どころ
本作の面白さは、「いい人」であることが必ずしも祝福されない現実を描く点にあります。 優二の善良さは多くの人を惹きつける一方で、優柔不断さや八方美人と紙一重でもあり、 読者は彼の言動に共感しながらも、もどかしさを覚えずにはいられません。
優二を取り巻く女性たちも、単なる恋愛対象としてではなく、それぞれの人生や葛藤を 抱えた一人の人間として丁寧に描かれています。誰か一人を「悪者」にしない群像劇の 構成力は、高橋しんの筆力の高さを物語っています。
ここが推せる
「いい人」であることの尊さと難しさを、恋愛群像劇として真正面から描き切った高橋しんの出世作。1997年のドラマ化は社会現象にもなりました。
こんな人におすすめ
- 一筋縄ではいかない恋愛群像劇が好きな人
- 誠実さと不器用さを併せ持つ主人公に惹かれる人
- 高橋しんの原点、『最終兵器彼女』以前の作風を知りたい人
よくある質問
- ドラマ版から見ても楽しめますか?
- ドラマ版は独自のキャラクター改変が多く加えられているため、まずは原作漫画から読むのがおすすめです。原作者自身が改変に言及するほど、両者は異なる作品として楽しめます。
- 読み切りに近い話が多いですか?
- 優二を軸に群像劇的なエピソードが積み重なる構成で、長期にわたる人間関係の変化をじっくり読ませる連続ドラマ的な物語です。