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『Q.E.D.証明終了』第26巻の書影

Q.E.D.証明終了

MIT出身の天才高校生が数学的に事件を解き明かす本格ミステリー

ミステリー頭脳戦学園

『Q.E.D.証明終了』は、加藤元浩が1997年から2014年まで描いた本格ミステリー漫画です。 十代でアメリカの名門・MITを卒業した天才少年が、数学的な論理思考で不可能犯罪を解き明かしていく物語で、 トリックの精緻さと科学的な裏付けの確かさで本格ミステリーファンから高く支持されてきました。 2009年には第33回講談社漫画賞(少年部門)を受賞し、同年にNHKでドラマ化。 本編全50巻のあとも、続編『Q.E.D.iff』『Q.E.D.UNIV.』へとシリーズが続いています。

作品情報

作者加藤元浩
出版社講談社
巻数全50巻(完結) ※続編『Q.E.D.iff』全30巻、姉妹編『C.M.B.』あり
掲載誌マガジンGREAT(1997年〜)→ 月刊少年マガジン ほか
受賞第33回講談社漫画賞 少年部門(2009年)
メディア化NHKドラマ(2009年・中村蒼/高橋愛 主演)

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あらすじ

MIT(マサチューセッツ工科大学)を卒業した天才・燈馬想(とうま そう)は、 あえて日本の普通の高校に編入し、目立たない学生生活を送っています。 しかし同級生の水原可奈(みずはら かな)と知り合ったことで、燈馬の周りには次々と 不可解な事件が舞い込みます。密室、暗号、不可能犯罪── 燈馬は自身の卓越した知識と論理的思考で、 数学の証明問題を解くように事件の真相を明らかにしていきます。

基本は1巻に1〜2話の中編を収める一話完結形式です。 学園の日常で起きる小さな謎から、密室殺人、数学や物理の知識が鍵になる事件まで、 題材の幅広さもシリーズの魅力になっています。

主な登場人物

燈馬想(とうま そう)主人公。MITを卒業した数学の天才。人付き合いは苦手で目立つことを嫌うが、事件では鋭い論理で真相を「証明」する。
水原可奈(みずはら かな)燈馬の同級生。運動神経抜群で行動力の塊。燈馬を事件に引っ張り込み、彼の世界を広げていく相棒。

見どころ

本作の武器は、トリックの科学的・数学的な精緻さです。 暗号解読、物理現象を利用したトリック、統計的な推理── 単なる思いつきではない、理系の知識に裏打ちされたロジックは、 「証明終了(Q.E.D.)」という決め台詞に相応しい説得力を持っています。

燈馬想という主人公の「目立ちたくない天才」というキャラクター性も魅力です。 普段は物静かで控えめな彼が、事件解決の瞬間だけ本領を発揮するギャップ、 そして同級生・可奈との掛け合いの軽妙さが、 硬派なトリック解説を読みやすくするバランス役として機能しています。

もう一つ見逃せないのが、事件の「動機」の描き方です。 トリックの鮮やかさだけでなく、なぜその人が罪を犯したのか、 真相が明らかになった後に残る人間の感情まで丁寧に描かれるため、 一話ごとの読後感が深いのが本作の特徴です。

ここが推せる 数学的・科学的な裏付けの確かさで勝負する、本格ミステリーの実力派。奇をてらわないロジックの積み重ねだからこそ得られる納得感が魅力です。

シリーズの続き(iff・UNIV.)

本編全50巻の完結後、2015年から続編『Q.E.D.iff -証明終了-』が始まり、 『少年マガジンR』から『月マガ基地』へ掲載誌を移しながら2025年まで続いて全30巻で完結しました。 さらに2025年からは『Q.E.D.UNIV. -証明終了-』が『月マガ基地』で連載中です。 また、同じ作者による『C.M.B.森羅博物館の事件目録』は、 博物学をテーマにした姉妹編として本作と並行して描かれました。

ドラマ版について

2009年1月からNHK総合でドラマ化され、燈馬想を中村蒼、水原可奈を高橋愛が演じました。 原作の一話完結のエピソードを映像化したもので、 原作と同じく「数学の天才と行動派の少女」のコンビが事件に挑む構図が楽しめます。

こんな人におすすめ

  • 理系のロジックに基づく本格ミステリーを読みたい人
  • 『名探偵コナン』の次を探している人
  • 1話完結の推理漫画を探している人
  • 長く読み続けられるシリーズものが好きな人

よくある質問

数学の知識がなくても読める?
読めます。作中で使われる数学的知識は分かりやすく解説され、むしろ「なるほど」と教養が身につく構成になっています。
続編はある?
直接の続編として『Q.E.D. iff -証明終了-』(全30巻)があり、さらに『Q.E.D. UNIV. -証明終了-』が連載中です。また同じ作者による姉妹編『C.M.B.森羅博物館の事件目録』もあり、こちらは本編と同じ世界を共有する並行作品です。まずは本編全50巻からどうぞ。
どの巻から読んでも大丈夫?
基本は一話完結なので、どこからでも読めます。ただし燈馬と可奈の関係や、燈馬の過去に関わる話は少しずつ積み重なっていくので、1巻から順に読むとより楽しめます。
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