聖闘士星矢
小宇宙を燃やせ──聖衣と黄金十二宮の神話バトル
『聖闘士星矢』は、1986年からジャンプで連載された車田正美の代表作です。 ギリシャ神話を下敷きに、聖衣(クロス)をまとった少年たちが女神アテナのために戦う── 「装着変身バトル」と「星座」という発明は世界中で爆発的に受け、 特に欧州・中南米では国民的作品と呼べるほどの人気を誇ります。
作品情報
| 作者 | 車田正美 |
|---|---|
| 出版社 | 集英社(週刊少年ジャンプ) ※Final Editionは秋田書店 |
| 巻数 | 全28巻(完結) ※加筆彩色のFinal Edition刊行中 |
| メディア化 | TVアニメ(1986〜89年)・劇場版・NetflixのCGアニメ・ハリウッド実写映画(2023年) |
あらすじ
ギリシャの聖域で修行した少年・星矢は、ペガサス座の聖衣を勝ち取り、 女神アテナの化身・城戸沙織を守る聖闘士(セイント)となります。 紫龍、氷河、瞬、一輝ら青銅聖闘士の仲間たちと、 聖域の実権を握る教皇の陰謀に立ち向かう星矢たち。 十二の宮を黄金聖闘士が守る「黄金十二宮編」から、海皇ポセイドン、 冥王ハーデスとの戦いへ──少年たちは何度倒れても小宇宙(コスモ)を燃やして立ち上がります。
見どころ
本作の心臓部は黄金十二宮編です。12人の最強の敵が一宮ずつ待ち構える この構成は「ボスラッシュ」の原型として後のあらゆる作品に引用されました。 乙女座シャカ、双子座サガら黄金聖闘士たちの人気は主役を食うほどで、 いま読んでもキャラクター造形の強度に驚かされます。
車田正美の様式美──必殺技名の叫び、吹っ飛ぶ敵、何度でも立ち上がる主人公──は 「車田飛び」と呼ばれる独特のコマ運びとともに、少年漫画の一つの型を完成させました。 ペガサス流星拳、廬山昇龍覇、ダイヤモンドダスト。 技名を叫ぶ文化の源流は、間違いなくこの作品にあります。
こんな人におすすめ
- 王道バトル漫画の源流を押さえたい人
- 黄金十二宮というボスラッシュの原型を体験したい人
- 神話・星座モチーフの物語が好きな人
よくある質問
- どの版で読むのがいい?
- 現在入手しやすいのは、原作を加筆・彩色修正した「Final Edition」(秋田書店・刊行中)です。オリジナル版・文庫版もKindleで配信されています。
- アニメと原作の違いは?
- アニメはオリジナル展開(アスガルド編など)を含みます。原作は冥王ハーデス編の完結まで一直線で、車田正美の画の勢いは原作でこそ味わえます。