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『テラフォーマーズ』書影

テラフォーマーズ

火星のゴキブリと戦う人類の未来

🎗️ マンガ大賞2013 第9位 SFバトルアニメ化・実写映画化

『テラフォーマーズ』は、「進化したゴキブリ vs 昆虫能力を持つ人類」という 規格外の設定で一世を風靡したSFバトル漫画です。 『ミラクルジャンプ』での連載開始を経て2012年から『週刊ヤングジャンプ』の看板作となり、 累計発行部数は2200万部を突破。マンガ大賞2013にランクインし、 TVアニメ2期・実写映画化もされました。 長期休載を挟みながら、2025年12月に連載を再開しています。

作品情報

作者貴家悠(原作)・橘賢一(作画)
出版社集英社
巻数既刊23巻(連載中・不定期)
掲載誌ミラクルジャンプ(2011年〜)→ 週刊ヤングジャンプ(2012年〜)
累計発行部数2200万部以上(2021年11月時点)
受賞マンガ大賞2013 第9位
メディア化TVアニメ第1期(2014年)・第2期『リベンジ』(2016年)/ 実写映画(2016年・三池崇史監督)

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あらすじ

22世紀、火星移住計画の下準備として送り込まれたゴキブリとコケが、 500年の歳月で想定外の進化を遂げていました。屈強な人型生物「テラフォーマー」と化した 彼らは、調査に訪れた人類を圧倒的な身体能力で殲滅します。

人類の対抗手段は、昆虫や生物の能力を人体に移植する手術「バグズ手術」。 それぞれの事情を抱えて改造手術を受けた乗組員たちが、 生還率の見えない火星へと送り込まれていきます。

壊滅した第1次探査「バグズ2号」から20年後、 地球で広まる謎の病「A.E.ウイルス」のワクチンを求めて、 各国から100人の乗組員を乗せた「アネックス1号」が再び火星へ向かいます。 乗組員はバグズ手術を発展させた「M.O.手術」で、 昆虫だけでなく動物・植物・菌類まで様々な生物の能力を得ていますが、 各国の思惑が交錯する中、火星では想像を超えた事態が待っていました。

主な登場人物

小町小吉(こまち しょうきち)アネックス1号の艦長。バグズ2号の生き残りで、オオスズメバチの能力を持つ。
膝丸燈(ひざまる あかり)主人公格の青年。過酷な生い立ちを背負い、オオミノガとハナカマキリの能力でアネックス1号に乗り込む。
ミッシェル・K・デイヴスアネックス1号第2班班長。バグズ2号艦長ドナテロの娘で、パラポネラとバクダンオオアリの能力を持つ。
アドルフ・ラインハルトドイツ班(第5班)班長。人類初のM.O.手術成功例で、デンキウナギの能力を操る。
蛭間一郎(ひるま いちろう)バグズ2号の生き残りで、ネムリユスリカの能力を持つ。のちに日本の総理大臣となる。

見どころ

各キャラクターが異なる生物の能力を持つという設定が本作最大の魅力です。 スズメバチ、デンキウナギ、ネムリユスリカ──マイナー生物の驚異の生態が 能力バトルの形で解説されていくので、戦闘そのものが生物学の授業のように面白いのです。

誰が死ぬかわからない容赦ない展開と、各国の思惑が絡む陰謀劇も読み応え十分。 キャラクターの背景として各国の貧困や差別が描かれ、 単なる怪物パニックにとどまらない厚みを生んでいます。

もう一つの読みどころは、作中で明かされるM.O.手術の「成功率約36%」という数字です。 能力を得られなければ死ぬ手術を受けてまで火星へ向かう乗組員たちには、 それぞれ貧困や病、復讐といった理由があります。 キャラクターが死ぬたびにその人生が回想される構成は残酷ですが、 だからこそ一人ひとりの戦いに重みが宿ります。

ここが推せる 「昆虫の能力を持つ人類 vs 進化したゴキブリ」という突飛な設定を本気で描き切る徹底ぶり。

現在の連載状況

『テラフォーマーズ』は2018年12月から長期休載に入り、 2024年4月に『週刊ヤングジャンプ』で約5年ぶりに連載を再開しました。 その後再び休載を挟み、2025年12月18日発売号で約8か月ぶりに再開。 物語は火星編を終えて舞台を地球に移し、最終決戦へ向かう展開に入っています。 単行本は第23巻が最新で、刊行は不定期です(2026年10月時点)。 連載は続いているものの完結時期は未定なので、 「まず既刊23巻で火星編までを読む」というつもりで手に取るのがおすすめです。

アニメ・実写映画について

TVアニメ第1期は2014年9月から12月まで全13話で放送され、 原作第2部(アネックス1号編)から物語が始まります。制作はLIDENFILMS。 第2期『テラフォーマーズ リベンジ』は2016年4月から放送されました。 実写映画は2016年4月29日公開、監督は三池崇史、主演は伊藤英明と武井咲。 原作のバグズ2号編をベースにした内容で、上映時間は108分です。 原作の魅力である「生物の能力解説」はアニメ版のほうが丁寧なので、 映像から入るならまずアニメ第1期がおすすめです。

こんな人におすすめ

  • SF×バトルもののダークな世界観が好きな人
  • 能力バトル・特殊部隊ものが好きな人
  • 生物の豆知識が物語に組み込まれた作品が好きな人
  • 社会派メッセージを含むSF作品に関心がある人

よくある質問

虫が苦手でも読めますか?
ゴキブリは擬人化されたデザインなので直接的な気持ち悪さは控えめですが、生物描写自体が多い作品なので極端に苦手な人は注意を。
グロテスクな描写はありますか?
戦闘の流血・欠損描写は多めです。デスゲーム的な緊張感が好きな人にはむしろご馳走です。
完結していますか?
いいえ、連載中です。長期休載を経て2025年12月に再開しており、既刊は23巻(2026年10月時点)。火星編は一区切りついているので、途中まででも十分楽しめます。
アニメと実写、どちらから見るべき?
原作の主軸であるアネックス1号編を描くアニメ第1期がおすすめです。実写映画はバグズ2号編が題材で、原作とは独立した一作として楽しむ作品です。
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