ゴールデンスランバー
ゴールデンスランバー
無実の罪を着せられた男の、決死の逃走劇
本屋大賞第5回山本周五郎賞受賞映画化
『ゴールデンスランバー』は、首相暗殺の濡れ衣を着せられた 平凡な男・青柳雅春が、巨大な陰謀から逃げ続けるサスペンス小説です。 本屋大賞・山本周五郎賞をW受賞した伊坂幸太郎の代表作。
作品情報
| 著者 | 伊坂幸太郎 |
|---|---|
| 出版社 | 新潮社(新潮文庫) |
| 受賞 | 第5回本屋大賞・第21回山本周五郎賞(2008年) |
| 刊行 | 2007年(新潮文庫2010年) |
| メディア化 | 映画化(2010年) |
あらすじ
宅配便配達員として平凡に暮らす青柳雅春は、パレード中の首相暗殺事件の 犯人に仕立て上げられてしまいます。テレビも世論も一斉に 「青柳が犯人」と決めつける中、彼を助けようとするのは 大学時代の友人たちだけ。追われる青柳と、彼を信じる仲間たちの 連携が、次第に巨大な陰謀の輪郭を浮かび上がらせていきます。
見どころ
国家規模の陰謀という重厚なテーマを、伊坂幸太郎特有の 軽妙な会話劇とユーモアで読ませる筆力が本作最大の魅力です。 絶望的な状況の中にも笑いどころがあり、重苦しくなりすぎない バランス感覚が光ります。
大学時代の何気ない友人関係が、後半で命を救う伏線として 機能していく構成も見事です。「信じてくれる人がいる」という ただそれだけのことが、絶望的な逃走劇の中で最大の武器になる 展開に胸が熱くなります。
ここが推せる
国家規模の陰謀と、大学時代の友情という個人的な繋がりの対比が絶妙。伊坂作品屈指のスケールとカタルシスを味わえます。
こんな人におすすめ
- 巻き込まれ型サスペンスが好きな人
- 伊坂幸太郎独特のユーモアと伏線回収を味わいたい人
- 友情や信頼をテーマにした物語が好きな人
よくある質問
- 初めて伊坂幸太郎を読むならこの本からで良いですか?
- スケールが大きく読み応えもあるため、代表作として最初の1冊にもおすすめです。
- 結末はすっきりしますか?
- 陰謀の全貌は明かされますが、爽快な勧善懲悪というより、余韻の残る形で幕を閉じます。