みんなのブック

おすすめ小説紹介
グラスホッパー

グラスホッパー

妻を殺された元教師が足を踏み入れる、プロの殺し屋たちの世界

ノワール映画化

『グラスホッパー』は、妻を轢き殺した男に復讐を誓う元教師の鈴木が、 裏社会に足を踏み入れたことで、個性的な殺し屋たちと 交錯していくノワール小説です。伊坂幸太郎の「殺し屋シリーズ」第1作。

作品情報

著者伊坂幸太郎
出版社角川書店(角川文庫)
刊行2004年
メディア化映画化(2015年)、続編『マリアビートル』はハリウッド映画化

あらすじ

妻を交通事故に見せかけて殺された元教師の鈴木は、 復讐のため犯人が勤める会社に潜入します。 しかしその会社は、裏社会の汚れ仕事を請け負う組織でした。 鈴木の周囲には、心理的に人を追い込み自殺に見せかける「鯨」、 刃物を使い仕事をこなす「蝉」といった 殺し屋たちが暗躍し、鈴木は否応なくその闇に巻き込まれていきます。

見どころ

素人である鈴木の視点と、プロの殺し屋たちの視点を交互に描く 構成により、堅気の世界と裏社会という2つの視点から 物語の緊張感が高められています。個性豊かな殺し屋たちの キャラクター造形も本シリーズの大きな魅力です。

軽妙な会話と容赦のない暴力描写が同居する独特のトーンは、 伊坂作品の中でも異色のノワールとして高く評価されています。 続編『マリアビートル』(ハリウッド映画『バレット・トレイン』原作) へと繋がる殺し屋たちの世界観の起点となる一冊です。

ここが推せる 堅気の復讐者と裏社会のプロたちが交錯する緊張感。伊坂幸太郎の「殺し屋シリーズ」の原点となるノワール作品です。

こんな人におすすめ

  • ノワール・裏社会ものが好きな人
  • 個性的な殺し屋キャラクターが登場する作品を読みたい人
  • 『マリアビートル』『バレット・トレイン』から興味を持った人

よくある質問

暴力描写は多いですか?
殺し屋が題材のため相応の暴力描写はありますが、過度にグロテスクな表現よりもキャラクター同士の駆け引きに重心が置かれています。
『マリアビートル』とどちらから読むべきですか?
刊行順に本作から読むのがおすすめです。続編に登場するキャラクターの背景がより深く理解できます。
📚 小説紹介一覧へ戻る