死神の精度
死神の精度
人間の生死を「調査」する死神が出会う、様々な人生の一場面
日本推理作家協会賞受賞連作短編映画化
『死神の精度』は、死を控えた人間を「調査」する死神・千葉が、 音楽好きという飄々とした個性で様々な人間模様に立ち会う 連作短編集です。日本推理作家協会賞受賞。
作品情報
| 著者 | 伊坂幸太郎 |
|---|---|
| 出版社 | 文藝春秋(文春文庫) |
| 受賞 | 第59回日本推理作家協会賞・短編部門(2006年) |
| 刊行 | 2005年(文春文庫2008年) |
| メディア化 | 映画化(2008年) |
あらすじ
死神・千葉の仕事は、対象者と1週間過ごし、その人物の生死の 「可」「見送り」を判定すること。音楽をこよなく愛し、 人間の感情の機微には疎い千葉が、自殺志願者、ヤクザの情婦、 連続殺人犯の関係者など、様々な事情を抱えた人々のもとを 訪れる中で、それぞれの人生の一場面に静かに立ち会っていきます。
見どころ
死神という異質な視点人物を狂言回しに据えることで、 人間ドラマを一歩引いた視点から描き出す構成が本作の妙です。 淡々とした語り口が、かえって登場人物たちの人生の重みを 際立たせています。
独立した短編でありながら、随所に共通のキャラクターや 伏線が張られており、連作として読むことで見えてくる 繋がりも魅力です。ミステリーとしての切れ味と、 伊坂作品らしいユーモアが両立した完成度の高い一冊です。
ここが推せる
死神という飄々とした語り手を通して見る、人間の生と死の物語。ユーモアとしみじみとした余韻が同居する連作短編集です。
こんな人におすすめ
- 1話完結で読める連作短編集を探している人
- ミステリーとヒューマンドラマが両立した作品が好きな人
- 淡々としたユーモアのある文体が好きな人
よくある質問
- 短編集ですが、どの順番で読むべきですか?
- 収録順に読むのがおすすめです。共通するキャラクターが再登場する構成になっており、順番に読むことでより楽しめます。
- 続編はありますか?
- 続編『死神の浮力』が刊行されており、千葉のその後の物語が描かれています。