BEASTARS
肉食獣と草食獣が共存する学園の動物群像劇
『BEASTARS』は、板垣巴留が描く動物たちの青春群像劇です。 擬人化された動物の世界というポップな見た目に反して、中身は本能と理性、 差別と共存を正面から扱う重厚なドラマ。週刊連載の新人作家がマンガ大賞2018の大賞を 獲得するという快挙を成し遂げ、Netflixの3DCGアニメで世界的な人気を得ました。
作品情報
| 作者 | 板垣巴留 |
|---|---|
| 出版社 | 秋田書店(週刊少年チャンピオン連載) |
| 巻数 | 全22巻(完結) |
| 受賞・メディア化 | マンガ大賞2018 大賞 / 手塚治虫文化賞新生賞 / アニメ化 |
あらすじ
肉食獣と草食獣が共存する世界。チェリートン学園の演劇部員レゴシは、 ハイイロオオカミでありながらとても繊細な性格の持ち主です。 ある夜、学園内で草食獣の生徒が肉食獣に「食殺」される事件が起き、 肉食と草食のあいだに張り詰めた空気が流れ始めます。
そんな中、レゴシは小柄なウサギのハルと出会い、 自分の中の「恋心」と「捕食本能」の区別がつかなくなっていきます。 俺はこの子を愛しているのか、それとも食べたいのか──。 この根源的な問いを軸に、物語は学園の外の社会へと広がっていきます。
見どころ
「肉食/草食」という設定を、人種・階級・社会構造のメタファーとして 緻密に描き切る構成力が圧巻です。強者に生まれた者の後ろめたさ、 弱者に生まれた者の誇りと屈折など、単純な二項対立に落ちない人物造形が光ります。
レゴシの恋敵となるアカシカのルイをはじめ、キャラクターは全員が矛盾を抱えた存在。 彼らの葛藤を描く筆致は哲学的ですらあり、「動物もの」の皮をかぶった 本格文学として世界中で評価されています。
こんな人におすすめ
- 動物擬人化ものが好きな人
- 社会構造や差別をテーマにした重厚な物語が好きな人
- 繊細な主人公の成長譚が好きな人
- Netflixアニメから原作に興味を持った人
よくある質問
- 完結していますか?
- 全22巻で完結済みです。レゴシの物語はきちんと決着します。