星守る犬
星守る犬
職と家族を失った男と愛犬ハッピー、最後の旅
感涙実写映画化1冊完結
『星守る犬』は、村上たかしが描く1冊完結のヒューマンドラマです。 職と家族を失った男と愛犬ハッピーの「最後の旅」を描いた本作は、 刊行当時「泣ける漫画」として大きな話題を呼び、西田敏行主演で実写映画化もされました。 短いページ数に人生の重みを凝縮した、単巻漫画の代表作の一つです。
作品情報
| 作者 | 村上たかし |
|---|---|
| 出版社 | 双葉社 |
| 巻数 | 全1巻(続編『続・星守る犬』あり) |
| メディア化 | 実写映画化(2011年) |
あらすじ
物語は、廃車になったワゴン車の中で発見された身元不明の男性と犬の遺体、 という衝撃的な事実から始まります。そこから時間を巻き戻し、 「おとうさん」と呼ばれた男と愛犬ハッピーがこの場所にたどり着くまでの 道のりが、静かに描かれていきます。
職を失い、家族も離れていった「おとうさん」に最後まで寄り添ったのは、 娘が拾ってきた犬のハッピーだけでした。行く当てのない二人だけの旅路は、 どこまでも穏やかで、だからこそ切実です。
見どころ
淡々とした筆致で描かれるからこそ、じわじわと深く胸に刺さってくる展開が本作の真骨頂です。 悲劇を煽る演出は一切なく、ハッピーの視点から見た「おとうさんとの毎日」は 最後まで幸せなまま。その無邪気さが、読者の涙腺を容赦なく刺激します。
見返りを求めない犬という存在の無条件の愛情、社会の網からこぼれ落ちていく人の静かな孤独。 1冊で完結する短さの中に、読後もずっしりと残る余韻が凝縮されています。
ここが推せる
犬を飼ったことがある人、大切な存在を見送った経験がある人には特に刺さる、涙腺への破壊力が抜群の一作です。
こんな人におすすめ
- 短い巻数で泣ける漫画を探している人
- 動物との絆を描いた作品が好きな人
- 静かな筆致の人間ドラマが好きな人
- 読み応えのある単巻作品をプレゼントしたい人
よくある質問
- 結末は救いがないのでしょうか?
- 冒頭で結末自体は示されますが、読み終えたときに残るのは絶望ではなく、確かにあった幸福の記憶です。悲しいのに温かい、不思議な読後感があります。
- 続編はありますか?
- 本作に登場する人々のその後などを描いた『続・星守る犬』が刊行されています。本編だけでも物語は完結しています。