カラオケ行こ!
ヤクザと合唱部部長のカラオケ通い
『カラオケ行こ!』は、和山やまが描く単巻完結のコメディです。合唱部部長の中学生とヤクザという、 本来なら絶対に交わらない二人が「カラオケ」だけでつながっていく奇妙な交流を描き、 マンガ大賞2021で第3位に選ばれました。2024年には実写映画も公開され、 原作を知らなかった層にも一気に知られる存在になった話題作です。
作品情報
| 作者 | 和山やま |
|---|---|
| 出版社 | KADOKAWA |
| 巻数 | 全1巻(続編『ファミレス行こ。』あり) |
| 受賞・メディア化 | マンガ大賞2021 第3位 / 実写映画化(2024年) |
あらすじ
合唱部部長の中学生・岡聡実は、コンクールの帰りにヤクザの成田狂児から 「歌がうまくなりたいから教えてほしい」と声をかけられます。 狂児の所属する組では、組長主催のカラオケ大会で最下位になると恐ろしい「罰」が待っており、 歌の上達は彼にとって死活問題。こうして聡実は、放課後に強面のヤクザへ 歌唱指導をするという謎の日々に巻き込まれていきます。
課題曲は狂児の十八番であるX JAPANの「紅」。 まったく上達しない狂児と、なんだかんだ真剣に付き合ってしまう聡実。 世代も生きる世界も違う二人の距離は、カラオケボックスの中で少しずつ縮まっていきます。
見どころ
設定を聞いただけで面白い、和山やまの真骨頂です。とぼけた会話の応酬、 独特の「間」を活かしたコマ運び、ツッコミの入れ方の絶妙な温度感と、 ページをめくるたびに小さな笑いが積み重なっていきます。
ただ笑えるだけの作品ではありません。合唱部のエースである聡実は「変声期」という 避けられない終わりに直面しており、歌えなくなっていく少年の切なさが物語の底に流れています。 ギャグと抒情を行き来する緩急こそ、本作が単なる出オチ漫画で終わらなかった理由です。
こんな人におすすめ
- 短時間でサクッと読める良質な読切・単巻作品を探している人
- 変な組み合わせのバディものが好きな人
- 実写映画から原作に興味を持った人
- 『女の園の星』など和山やま作品の空気感が好きな人
よくある質問
- 1冊で完結しますか?
- 全1巻で完結します。その後の二人を描いた続編『ファミレス行こ。』も刊行されているので、気に入ったら続けてどうぞ。
- 実写映画を観たあとでも楽しめますか?
- 楽しめます。原作ならではの「間」とコマ運びの笑いは漫画でしか味わえないもので、映画とは別の面白さがあります。