ミステリと言う勿れ
長台詞だけで事件の見え方を変える異色ミステリー
『ミステリと言う勿れ』は、『BASARA』『7SEEDS』の田村由美が描く異色のミステリーです。 探偵役の大学生・久能整が、推理ではなく「対話」で事件と人の心をほどいていく作風が 幅広い層に刺さり、マンガ大賞2019第2位に選出。 菅田将暉主演でドラマ化・映画化され、国民的な知名度を持つ作品になりました。
作品情報
| 作者 | 田村由美 |
|---|---|
| 出版社 | 小学館(月刊フラワーズ連載) |
| 巻数 | 連載中 |
| 受賞・メディア化 | マンガ大賞2019 第2位 / TVドラマ化・映画化 |
あらすじ
天然パーマの大学生・久能整(くのう・ととのう)は、ある日突然、殺人事件の容疑者として 警察に呼び出されます。しかし取調室で始まったのは、整による刑事たちへの 「僕は常々思うんですが」から始まる怒涛の長台詞。 話しているうちに、なぜか事件の構図も刑事たちの悩みまでもが変わっていきます。
以降も整は、バスジャック、旧家の相続騒動と、望まぬまま事件に巻き込まれ続けます。 彼の武器は推理力というより、思い込みを一つひとつ言葉で外していく観察眼と対話力です。
見どころ
謎解きと同時に、登場人物の抱える偏見や思い込みまでほどいていくのが本作の真骨頂です。 「常識」とされていることへの整の異議申し立ては、育児や労働、ジェンダーなど 現代的なテーマに及び、読むたびに視野を広げてもらえます。
もちろんミステリーとしての仕掛けも一級品。何気ない雑談に見えた台詞が 後の伏線として回収される構成の妙は、長編サスペンスを描き続けてきた 田村由美のキャリアが存分に活きています。
こんな人におすすめ
- 王道の推理トリックより、人間ドラマ寄りのミステリーが好きな人
- 心にすっと刺さる名言・セリフが好きな人
- ドラマ・映画から原作に興味を持った人
- 『BASARA』『7SEEDS』など田村由美作品のファン
よくある質問
- ドラマを観ていれば原作は読まなくてもいい?
- 原作には映像化されていないエピソードや、整の台詞のニュアンスがより濃く残っています。ドラマ視聴済みでも十分新鮮に楽しめます。
- 怖い描写はありますか?
- 殺人事件は扱いますが、残酷描写は控えめです。ホラーが苦手な人でも読みやすいミステリーです。