犬夜叉
犬夜叉
戦国と現代を行き来する、高橋留美子の和風ファンタジー大作
妖怪ファンタジーアニメ化
『犬夜叉』は、『うる星やつら』『らんま1/2』の高橋留美子が描いた戦国御伽草子です。 ラブコメの名手が本格的な長編バトルファンタジーに挑み、全56巻を走り切った代表作で、 アニメシリーズとともに世界中にファンを持ちます。
作品情報
| 作者 | 高橋留美子 |
|---|---|
| 出版社 | 小学館 |
| 巻数 | 全56巻(完結) |
| メディア化 | TVアニメ(2000〜04年、2009〜10年)・劇場版4作・続編アニメ「半妖の夜叉姫」 |
あらすじ
中学3年生の日暮かごめは、神社の古井戸に引き込まれ戦国時代へタイムスリップします。 そこで封印されていたのは、人間と妖怪の間に生まれた半妖・犬夜叉。 あらゆる願いを叶える「四魂の玉」が砕け散ったことから、 二人は玉のかけらを集める旅に出ます。すべての因縁の元凶である奈落との長い戦い、 そして犬夜叉のかつての恋人・桔梗との三角関係が、旅に深い影を落とします。
見どころ
本作の魅力は、少年漫画の王道バトルと高橋留美子印のラブコメが 完璧なバランスで同居していることです。かごめと犬夜叉の「おすわり!」の応酬で笑わせながら、 桔梗という過去が絡んだ瞬間に物語は切なさへ反転します。 この温度差の演出は、キャリア40年の名手にしかできない芸当です。
脇を固めるキャラクターも強力です。冷徹な兄・殺生丸は連載当時から絶大な人気を誇り、 彼が少女りんと出会って少しずつ変わっていく描写は本作屈指の名脇筋。 1話完結性の高い妖怪退治エピソードも多く、56巻という長さを感じさせないテンポで読めます。
ここが推せる
「半妖」という設定そのものが物語の核心。人間にも妖怪にもなり切れない犬夜叉が、かごめと出会って居場所を見つけるまでの物語として、最終巻まで一本筋が通っています。
こんな人におすすめ
- 和風ファンタジー・妖怪ものが好きな人
- バトルとラブコメを両方楽しみたい人
- アニメ「半妖の夜叉姫」から原作に興味を持った人
よくある質問
- 全56巻は長すぎない?
- 妖怪退治の1話完結エピソードが多く、テンポは軽快です。ワイド版(全30巻)や高橋留美子デビュー50周年新装版など、まとまった版で読む手もあります。
- 高橋留美子作品を読んだことがなくても大丈夫?
- もちろん大丈夫です。むしろ本作は高橋作品の中で最もストーリー漫画寄りなので、長編ファンタジー好きの入口に向いています。