タッチ
タッチ
双子の兄弟と幼馴染、甲子園を巡る青春の原点
野球青春アニメ化
『タッチ』は、1981年から86年に連載された、あだち充の代表作にして 日本の青春漫画の原型と呼ばれる作品です。 双子の兄弟と幼馴染の少女、そして甲子園。 説明しすぎない「間」の演出で、40年経った今も新しい読者を泣かせ続けています。
作品情報
| 作者 | あだち充 |
|---|---|
| 出版社 | 小学館 |
| 巻数 | 全26巻(完結) |
| メディア化 | TVアニメ(1985〜87年)・劇場版・実写映画(2005年) |
あらすじ
上杉達也・和也は一卵性双生児。要領はいいが怠け者の兄・達也と、 野球部のエースで成績優秀な弟・和也、そして隣家の幼馴染・浅倉南。 「南を甲子園に連れていって」という約束を胸に和也は快進撃を続けますが、 物語は予期せぬ形で達也にバトンを渡します。 弟の夢と自分の想いを背負い、達也はマウンドに立つことを選びます。
見どころ
あだち充の真骨頂は「描かないことで描く」演出です。 決定的な場面ほどセリフを排し、風景と沈黙のコマで語る。 漫画における「間」の使い方の教科書として、後続の作家に与えた影響は計り知れません。 物語中盤の大きな喪失の回は、少年漫画史に残る静かな衝撃として語り継がれています。
南・達也・和也の三角関係は、単なる恋愛の綱引きではなく 「誰かの夢を代わりに生きること」の物語です。 達也が「和也の代わり」から「上杉達也」になるまでの長い道のりは、 野球漫画の形を借りた自己確立の物語として、大人が読むほど刺さります。
ここが推せる
「上杉達也は浅倉南を愛しています。世界中の誰よりも」──この一言に辿り着くまでの26巻。断言しますが、古さは1ページ目だけです。
こんな人におすすめ
- 野球・スポーツ青春ものの原点に触れたい人
- 「間」で語る漫画表現を味わいたい人
- 『MIX』(続編的作品)から あだち充に興味を持った人
よくある質問
- 昭和の作品だけど、今読んでも楽しめる?
- 楽しめます。絵柄と小道具こそ80年代ですが、感情の動きの描き方は完全に普遍的で、現代の青春漫画の多くが本作の影響下にあります。
- 何巻で完結? 続編はある?
- 全26巻(新装版は全11巻)で完結しています。同じ明青学園を舞台にした『MIX』が現在も連載中で、本作の約30年後を描いています。