かがみの孤城
かがみの孤城
不登校の少女たちが鏡の城で出会う、もう一つの居場所
本屋大賞第15回不登校映画化
『かがみの孤城』は、学校に居場所を失った中学生の少女が、 自室の鏡を通じて招かれた不思議な城で、同じ悩みを抱える 6人の仲間と出会う物語です。第15回本屋大賞受賞作。
作品情報
| 著者 | 辻村深月 |
|---|---|
| 出版社 | ポプラ社 |
| 受賞 | 第15回本屋大賞(2018年) |
| 刊行 | 2017年 |
| メディア化 | アニメ映画化(2022年) |
あらすじ
クラスでのトラブルをきっかけに学校に通えなくなった中学1年生のこころは、 ある日自室の鏡が光り、異世界の城へと招かれます。城には 「オオカミさま」を名乗る少女と、こころと同じように学校に 通えていない6人の中学生が集められていました。彼らには 城の中に隠された「願いの部屋」の鍵を探すという課題が与えられますが、 同時に「守るべきルールを破ると、狼に食べられる」という警告も。 奇妙な共同生活の中で、こころたちは少しずつ心を開いていきます。
見どころ
不登校という重いテーマを扱いながら、ファンタジーの謎解き要素と 巧みに組み合わせている構成が本作の大きな魅力です。 なぜ7人が選ばれたのか、城の正体は何かという謎が、 物語終盤で驚くべき形で一つに繋がります。
学校に通えない子どもたち一人ひとりの事情が丁寧に描かれ、 「行けない」ことを責めない眼差しが物語全体に貫かれています。 当事者だけでなく、その家族や周囲の大人にも読んでほしい、 優しさに満ちた物語です。
ここが推せる
ファンタジーの謎解きとしても、不登校の子どもたちへの寄り添いとしても一級品。終盤の伏線回収に涙腺が緩みます。
こんな人におすすめ
- 学校や社会に居場所のなさを感じたことがある人
- 伏線が終盤で一気に繋がるミステリー的な構成が好きな人
- 子育てや教育に関わる大人にもおすすめしたい人
よくある質問
- 結末はどんでん返しがありますか?
- 終盤で複数の謎が同時に明らかになる、驚きと感動が両立した構成になっています。