蜜蜂と遠雷
蜜蜂と遠雷
国際ピアノコンクールに集う若者たちの、音楽への情熱
本屋大賞第14回直木賞受賞音楽映画化
『蜜蜂と遠雷』は、地方都市で開催される国際ピアノコンクールを舞台に、 出自も才能の形もそれぞれ異なる4人の若きピアニストたちの 戦いと成長を描いた長編小説です。本屋大賞・直木賞を史上初のW受賞しました。
作品情報
| 著者 | 恩田陸 |
|---|---|
| 出版社 | 幻冬舎 |
| 受賞 | 第14回本屋大賞・第156回直木賞W受賞(2017年) |
| 刊行 | 2016年 |
| メディア化 | 映画化(2019年) |
あらすじ
3年に一度開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。 養蜂家の父と各地を旅してきた「音楽の神に愛された」少年・風間塵、 かつて天才少女と呼ばれながら母の死をきっかけに舞台を離れていた 栄伝亜夜、家庭を持ちながらコンクールに再挑戦する高島明石、 優勝候補の常連であるマサル。予選から本選まで、 それぞれの音楽と人生をかけた戦いが描かれていきます。
見どころ
本作最大の挑戦は、音そのものを文字だけで表現しきっていることです。 ピアノの演奏シーンの描写は、まるで実際に音楽が聞こえてくるかのような 圧倒的な筆致で、音楽を聴いたことがない読者にもその高揚感が伝わってきます。
登場人物それぞれが体現する「才能とは何か」という問いも読みどころです。 天賦の才、努力、生活との両立──異なる立場のピアニストたちを 優劣ではなく等しく尊いものとして描く群像劇の厚みは、 直木賞・本屋大賞W受賞も納得の完成度です。
ここが推せる
文字だけで「音楽が聞こえる」体験ができる稀有な小説。才能と努力の物語として、音楽に詳しくなくても引き込まれます。
こんな人におすすめ
- 群像劇や青春小説が好きな人
- クラシック音楽やピアノコンクールに興味がある人
- 才能とは何かを問う濃密な人間ドラマを読みたい人
よくある質問
- 長編ですが読み切れますか?
- 文庫本で上下巻相当のボリュームがありますが、コンクールの進行に沿って緊張感が続くため、体感的にはあっという間に読み終わります。
- 音楽の専門知識は必要ですか?
- 不要です。楽曲や演奏技法の説明も物語に自然に織り込まれており、クラシックに詳しくなくても十分に楽しめます。