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成瀬は天下を取りにいく

成瀬は天下を取りにいく

常識にとらわれない女子中学生が、まっすぐ突き進む青春連作短編

本屋大賞第21回

『成瀬は天下を取りにいく』は、滋賀県大津市を舞台に、 独自の価値観でまっすぐに生きる女子中学生・成瀬あかりの 言動を、周囲の人物の視点から描く連作短編集です。第21回本屋大賞受賞。

作品情報

著者宮島未奈
出版社新潮社
受賞第21回本屋大賞(2024年)
刊行2023年

あらすじ

「200年後にも私の名が知られているように」という壮大な目標を掲げる 成瀬あかりは、閉店が決まった地元の西武大津店に夏休み毎日通い詰めたり、 M-1グランプリに出場したりと、常人には理解しがたい行動を 次々に実行していきます。物語は成瀬本人ではなく、 彼女に振り回されたり感化されたりする幼馴染や同級生の視点から 語られる連作短編形式で進みます。

見どころ

主人公・成瀬あかりの、他人の評価を一切気にしない 突き抜けたキャラクター造形が本作最大の魅力です。 奇妙な行動の数々が、読み進めるうちに単なる変人ではなく 「自分の道を信じ抜く強さ」として愛おしく見えてきます。

成瀬本人の視点を使わず、彼女に影響される周囲の人々の 視点だけで物語を組み立てる連作短編の構成も巧みです。 誰もが成瀬に振り回されながら、少しずつ自分自身の生き方を 見つめ直していく様子が、軽快な文体でテンポよく描かれます。

ここが推せる 常識にとらわれず突き進む主人公の痛快さと、彼女に影響される周囲の成長物語。読後、元気をもらえる青春小説です。

こんな人におすすめ

  • 痛快でユーモアのある青春小説が好きな人
  • 1冊で読み終えられる連作短編集を求めている人
  • 地方都市を舞台にした等身大の物語が好きな人

よくある質問

主人公の視点で語られる話はないのですか?
各短編は成瀬の周囲の人物の視点で描かれ、成瀬自身の内面は直接語られません。この「外側から見た成瀬」という構成が本作の面白さの一つです。
続編はありますか?
続編『成瀬は信じた道をいく』が刊行されており、シリーズとして展開しています。
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