汝、星のごとく
汝、星のごとく
離島で出会った二人が、それぞれの家族の事情の中で紡ぐ恋
本屋大賞第20回
『汝、星のごとく』は、瀬戸内の離島を舞台に、 家庭に事情を抱える高校生の少女と、漫画家を目指す青年の 出会いと10年に及ぶ関係を描いた恋愛小説です。第20回本屋大賞受賞。
作品情報
| 著者 | 凪良ゆう |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 受賞 | 第20回本屋大賞(2023年) |
| 刊行 | 2022年 |
あらすじ
離島で母と二人暮らしをする高校生の暁海は、家庭がうまくいかず 息苦しさを抱えて過ごしています。ある夏、東京から島に来た 漫画家志望の青年・櫂と出会い、惹かれ合っていきます。 しかしそれぞれの家族の事情が二人の関係に影を落とし続け、 物語は高校生活から大人になるまでの10年以上の歳月をかけて、 二人が自分自身の幸せをどう選び取るかを描いていきます。
見どころ
本作は単なる恋愛小説ではなく、「家族の犠牲になって 自分の人生を後回しにする」ことの是非を正面から問う物語です。 暁海と櫂それぞれが背負う家庭の重さが、二人の関係に 複雑な陰影を与えています。
長い年月を描く中で、恋愛が必ずしも一直線には進まない 現実味のある展開も見どころです。それでも「自分の人生を 生きていい」というメッセージが一貫して流れており、 読み終えたときに背中を押されるような読後感があります。
ここが推せる
家族のために自分を犠牲にする生き方を静かに問い直す物語。切なくも力強いメッセージが胸に残る一冊です。
こんな人におすすめ
- 長い年月をかけた恋愛群像劇が好きな人
- 家族との関係に悩みや葛藤を抱えたことがある人
- 凪良ゆうの繊細な人間描写のファン
よくある質問
- 結末はハッピーエンドですか?
- 単純な意味でのハッピーエンドとは言い切れませんが、登場人物が自分の人生を選び取るという意味で、前向きな結末が用意されています。
- 同じ著者の『流浪の月』とどちらから読むべきですか?
- どちらも独立した作品なので、どちらから読んでも問題ありません。テーマの重さが好みなら本作から読むのもおすすめです。