おすすめ小説紹介
謎解きはディナーのあとで

謎解きはディナーのあとで

毒舌執事が解き明かす、令嬢刑事の事件簿

本屋大賞第8回ユーモアミステリードラマ化

『謎解きはディナーのあとで』は、大財閥の令嬢でありながら新米刑事として働く 宝生麗子と、彼女に仕える毒舌家の執事・影山が、事件のあらましを聞くだけで 真相を言い当てていく連作短編ミステリーです。第8回本屋大賞に選ばれました。

作品情報

著者東川篤哉
出版社小学館(小学館文庫)
受賞第8回本屋大賞(2011年)
刊行2010年
メディア化テレビドラマ化(2011年、櫻井翔・北川景子主演)、映画化(2013年)

📖 Amazonで『謎解きはディナーのあとで』を見る

あらすじ

国立署刑事課の宝生麗子は、実は大財閥グループの令嬢という裏の顔を持っています。 担当した事件で捜査が行き詰まると、麗子は自宅に戻り、 仕える執事の影山にその日の出来事を愚痴まじりに話して聞かせます。 現場を見ていないはずの影山は、麗子の話を聞いただけで 事件の矛盾点を鋭く指摘し、皮肉たっぷりの毒舌とともに 真相をあっさりと言い当ててしまうのでした。

見どころ

本作最大の魅力は、「安楽椅子探偵」という古典的な推理小説の形式を、 令嬢刑事と毒舌執事という現代的なコンビで軽妙に成立させている点です。 本格ミステリーとしてのロジックの精緻さと、 肩の力を抜いて楽しめるユーモアが高いレベルで両立しています。

主人と使用人という上下関係でありながら、影山が麗子に対して 一切遠慮のない毒舌を浴びせ続ける掛け合いも見どころの一つです。 「くだらない」「お嬢様は探偵の真似事がお好きなようで」といった 辛辣な物言いが、事件の重さを軽やかに中和し、 読後感の良さにつながっています。

ここが推せる 本格トリックの読み応えと、令嬢×毒舌執事の掛け合いのおかしみが同居する稀有なバランス。気軽に読めて、しっかり騙されるミステリーです。

こんな人におすすめ

  • 安楽椅子探偵ものなど本格ミステリーの構成美が好きな人
  • キャラクター同士の軽妙な掛け合いを楽しみたい人
  • 気軽に読めるミステリー入門を探している人

よくある質問

短編集ですか?それとも長編ですか?
1つの事件を1話で解決する連作短編集の形式です。どの話から読んでも楽しめますが、収録順に読むとキャラクター同士の関係性がより理解しやすくなります。
続編はありますか?
『謎解きはディナーのあとで』シリーズとして続編が複数刊行されており、麗子と影山のコンビによる新たな事件が描かれています。
📚 小説紹介一覧へ戻る