惡の華
惡の華
体操着を盗んだ文学少年の背徳純愛
🎗️ マンガ大賞2012 第12位
サイコサスペンスアニメ化
『惡の華』は、『血の轍』の押見修造による思春期サイコサスペンスです。 「体操着を盗んだ中学生」という小さな罪から転がり落ちていく物語は連載当時大きな衝撃を呼び、 マンガ大賞2012にランクイン、TVアニメ化もされました。 全11巻で完結済み。読む人を選ぶ劇薬ですが、刺さる人には一生ものの作品です。
作品情報
| 作者 | 押見修造 |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 巻数 | 全11巻(完結) |
| 受賞・メディア化 | マンガ大賞2012 第12位 / TVアニメ化(2013年) |
あらすじ
ボードレールの詩集『悪の華』を愛読する文学少年・春日高男は、ある日出来心で、 片想いする佐伯奈々子の体操着を持ち帰ってしまいます。その現場を、クラスで嫌われ者の 仲村佐和に目撃されたことから、春日の平穏な日常は歪み始めます。
「契約」を盾に春日を支配し、彼の内側にある「変態」を暴き立てようとする仲村。 憧れの佐伯と、破滅へ誘う仲村のあいだで、春日は自分でも知らなかった自分と 向き合わされていきます。地方都市の閉塞感が、少年の焦燥をさらに増幅させます。
見どころ
思春期特有の欲望と背徳感、そして「本物」を求める衝動を容赦なく描き切る 心理描写の鋭さが本作最大の魅力です。読んでいるこちらの心拍数まで上がるような ヒリヒリした緊張感は、押見修造にしか描けません。
物語は中学篇から高校篇へと進み、単なる背徳の物語では終わらない着地を見せます。 「あの頃の自分の中にも仲村さんがいた」と感じてしまう読者が続出した、 思春期漫画の金字塔です。
ここが推せる
思春期の欲望と衝動を美化も断罪もせず、ただ克明に描き切る容赦のない心理描写。
こんな人におすすめ
- 心理サスペンス・サイコホラーが好きな人
- 思春期の危うさをリアルに描く作品が好きな人
- 独特な絵柄で強烈な読書体験を求める人
- 『血の轍』など押見修造作品のファン
よくある質問
- 過激な描写はありますか?
- 直接的な性描写は控えめですが、精神的に追い詰める描写は強烈です。心理的にきつい展開が苦手な人は注意してください。
- 中学篇と高校篇、どちらが本番ですか?
- どちらも本番です。中学篇の疾走感と、高校篇の再生の物語はセットで一つの作品なので、ぜひ最終巻まで読み切ってください。