僕だけがいない街
時を巻き戻す力で悲劇を回避するサスペンス
『僕だけがいない街』は、三部けいが描くタイムリープ・サスペンスの傑作です。 「過去に戻って連続児童殺人を止める」という強烈な骨格でマンガ大賞2016第4位に選出され、 アニメ・実写映画・海外ドラマ化と幅広くメディア化。 ループものとミステリーの幸福な結婚と呼ばれる1作です。
作品情報
| 作者 | 三部けい |
|---|---|
| 出版社 | KADOKAWA(ヤングエース連載) |
| 巻数 | 全9巻(完結) |
| 受賞・メディア化 | マンガ大賞2016 第4位 / アニメ・実写映画・ドラマ化 |
あらすじ
売れない青年漫画家・藤沼悟には、彼にしか起きない特別な現象がありました。 それは、悪い出来事が起きる直前に時間が巻き戻る「リバイバル(再上映)」。 ある日、母親を何者かに殺害された悟は、気づけば18年前──小学5年生の冬に戻っていました。
母の死の原因は、当時町で起きた小学生連続誘拐殺人事件につながっている。 悟は級友だった雛月加代をはじめとする被害者たちを救うため、 29歳の記憶を持つ小学生として、孤独な戦いを始めます。
見どころ
「過去に戻ってやり直す」というタイムリープの王道要素に、 犯人探しのミステリーを絡めた緊張感あふれる構成が魅力です。 大人の頭脳で子ども時代を生き直す描写は爽快でありながら、 じわじわと迫る真犯人の気配が常に背筋を冷たくします。
本作の真価は、サスペンスの装置の中で描かれる「救い」の物語にあります。 家庭に事情を抱えた雛月に悟が差し伸べる手、母・佐知子の格好良さ、 級友たちとの友情──人を救うことは自分を救うことでもあると教えてくれる作品です。
こんな人におすすめ
- タイムリープ・時間遡行ものが好きな人
- サスペンス・ミステリーが好きな人
- 小学生時代の友人関係を描いた作品に惹かれる人
- 『サマータイムレンダ』が面白かった人
よくある質問
- 怖い描写はありますか?
- 児童が狙われる題材ゆえ緊張感は強めですが、直接的な残酷描写は抑えられています。
- 完結していますか?
- 本編は完結済みで、外伝も刊行されています。犯人の正体と悟の運命まできっちり決着します。