百万畳ラビリンス
百万畳ラビリンス
木造迷路に迷い込んだ二人のミステリーファンタジー
🎗️ マンガ大賞2016 第5位
ミステリーファンタジー完結済
『百万畳ラビリンス』は、たかみちが描く上下巻完結の異空間ミステリーです。 「気づいたら巨大な迷路の中にいた」というシンプルな導入から、 ゲーム的な思考で世界の法則を解き明かしていく展開が絶賛され、 マンガ大賞2016で第5位に選出。全2巻とは思えない密度の傑作です。
作品情報
| 作者 | たかみち |
|---|---|
| 出版社 | 少年画報社(ヤングコミック連載) |
| 巻数 | 全2巻(上下巻・完結) |
| 受賞 | マンガ大賞2016 第5位 |
あらすじ
人と関わるのが苦手で、ゲーム会社でバグ探しのアルバイトをしている礼香。 ある日、ルームメイトの庸子と共に目覚めると、そこは畳敷きの部屋が どこまでも続く、不気味な木造の大迷宮でした。
パニックになるでもなく、礼香はデバッガーの習性でこの世界の「仕様」を検証し始めます。 物理法則のバグを探し、ルールの穴を突く──ゲームのように世界を攻略する二人は、 やがて迷路の正体という核心へ近づいていきます。
見どころ
本作の面白さは、ホラー的な状況を「攻略」の快感に反転させる主人公の思考法にあります。 怖がるより先に検証する礼香の異常な冷静さは、 「非日常に対する素質」とは何かを読者に突きつけてきます。
イラストレーターとしても知られる、たかみちの静謐な画面も強力な武器。 畳と木の質感、光の描写が美しいからこそ、異空間の不穏さが際立ちます。 上下巻で完結する密度の高い読書体験は、一気読みにうってつけです。
ここが推せる
全2巻というコンパクトさで、読後感の強烈さは長編に引けを取らない。一気読みにうってつけです。
こんな人におすすめ
- 異空間・迷路もののミステリーが好きな人
- 短い巻数で濃密な読書体験を求めている人
- 先の読めない不穏な展開が好きな人
- ゲーム的な「攻略」思考の物語が好きな人
よくある質問
- ホラーですか?
- 怖がらせる方向の作品ではありません。不穏さはありますが、基調は知的な謎解きと冒険です。
- 謎はきちんと解決しますか?
- 迷路の正体には明確な答えが用意されています。読後に考察したくなる余白も残る、バランスのいい着地です。