銀の匙 Silver Spoon
農業高校で見つける自分の生き方
『銀の匙 Silver Spoon』は、『鋼の錬金術師』の荒川弘が描く農業高校青春記です。 酪農家に生まれた作者だから描ける「食と命」のリアルを、笑いと涙の学園ものに 仕上げた本作はマンガ大賞2012の大賞を受賞。TVアニメ2期・実写映画化もされ、 全15巻で完結した国民的青春漫画です。
作品情報
| 作者 | 荒川弘 |
|---|---|
| 出版社 | 小学館(週刊少年サンデー連載) |
| 巻数 | 全15巻(完結) |
| 受賞・メディア化 | マンガ大賞2012 大賞 / TVアニメ化・実写映画化 |
あらすじ
進学校の激しい受験競争で燃え尽き、「寮があるから」という理由だけで 北海道の大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾。周りは農家の跡取りや獣医志望など 夢を持つ同級生ばかりで、自分だけ「夢がない」ことに気づきます。 家畜の世話に日の出前から追われる生活の中で、八軒は少しずつ 自分なりの生き方を探しはじめます。
見どころ
『鋼の錬金術師』の荒川弘が、酪農家に生まれ育った自身の経験を注ぎ込んだ農業青春もの。 経済動物という現実、つまり「かわいがっていた豚がいずれ肉になる」ことから 目をそらさずに描き、それでも重くなりすぎない筆致が見事です。 八軒が名前をつけた豚「豚丼」のエピソードは、食に対する見方が変わる名編。
そして本作は「夢がないこと」を一度も馬鹿にしません。 夢を持つ者の苦しさも、持たない者の焦りも等しく描いたうえで、 働くこと・食べること・生きることの手応えを八軒と一緒に積み上げていく。 読み終わる頃には「いただきます」の重みが変わっているはずです。全15巻完結。
こんな人におすすめ
- 進路や生き方に迷っている人
- 食べ物を作る現場の物語に興味がある人
- 『鋼の錬金術師』の作者の別の顔を見たい人
- 親子で読める学園ものを探している人
よくある質問
- 『鋼の錬金術師』とは全然違う話ですか?
- ジャンルは正反対ですが、「等価交換」的な労働観・生命観は地続きです。ハガレンファンほど刺さる要素があります。
- 農業の知識がなくても読めますか?
- 読めます。都会育ちの八軒の視点で描かれるので、読者は彼と一緒に農業の世界を学んでいけます。