3月のライオン
天涯孤独の天才棋士が見つける居場所
『3月のライオン』は、『ハチミツとクローバー』の羽海野チカが描く将棋ヒューマンドラマです。 孤独な少年棋士の再生の物語はマンガ大賞2011の大賞と手塚治虫文化賞マンガ大賞をダブル受賞し、 TVアニメ2期・神木隆之介主演の実写映画前後編と幅広くメディア化。 現代漫画を代表する到達点の一つです。
作品情報
| 作者 | 羽海野チカ |
|---|---|
| 出版社 | 白泉社(ヤングアニマル連載) |
| 巻数 | 連載中 |
| 受賞・メディア化 | マンガ大賞2011 大賞 / 手塚治虫文化賞マンガ大賞 / アニメ化・実写映画化 |
あらすじ
家族を交通事故で失い、幼くしてプロ棋士の家に引き取られた天涯孤独の高校生・桐山零。 17歳でプロ棋士となった彼は、勝負の世界に生きながらも、 心の拠り所を見つけられず、東京の下町で一人暮らしをしています。
そんな零が出会ったのが、あかり・ひなた・モモの川本家三姉妹。 温かい食卓と賑やかな声のある家に迎え入れられ、零は少しずつ 「居場所」というものを知っていきます。一方、盤上では 宿命のライバルや老いと戦う棋士たちとの、魂を削る対局が待っています。
見どころ
将棋という孤独な勝負の世界の厳しさと、川本家との触れ合いが生む温かさの対比が 本作最大の魅力です。羽海野チカ特有の詩的なモノローグと画面構成が、 零の心の水位を驚くほど繊細に伝えてきます。
物語は零の再生だけでなく、ひなたのいじめ問題、老棋士の引き際、 ライバルたちの業まで、それぞれの人生を正面から描いていきます。 「戦う理由」を持つすべての人に効く、静かで熱い群像劇です。
こんな人におすすめ
- 将棋・勝負の世界に興味がある人
- 孤独な主人公が居場所を見つける物語が好きな人
- じんわり心温まるヒューマンドラマを求めている人
- 『ハチミツとクローバー』など羽海野チカ作品のファン
よくある質問
- 将棋のルールを知らなくても大丈夫?
- 大丈夫です。対局の緊張感は心理描写で伝わる設計になっており、将棋を知らない読者が大半です。
- 暗い話ですか?
- 重いテーマも扱いますが、川本家の食卓やユーモラスな日常回が絶妙に配置されており、読後感は温かいです。