おすすめマンガ紹介
『私の少年』書影

私の少年

30歳の女性と12歳の少年が求め合う孤独

🎗️ マンガ大賞2017 第11位 禁断の恋愛ドラマ

『私の少年』は、高野ひと深が描く、30歳の女性と12歳の少年の関係を見つめるドラマです。 センセーショナルに消費されかねない題材を、徹底して誠実な筆致で描き切り、 マンガ大賞2017で第11位。「この感情に名前をつけられるか」という問いを 読者に手渡してくる、静かで強い作品です。

作品情報

作者高野ひと深
出版社双葉社(月刊アクション)→講談社(週刊ヤングマガジン)
巻数全9巻(完結) ※双葉社版は4巻まで。全9巻は講談社版
受賞・メディア化マンガ大賞2017 第11位

あらすじ

スポーツメーカーに勤める30歳の女性・多和田聡子は、夜の公園で一人サッカーの練習をする 美しい12歳の少年・早見真修(はやみ ましゅう)と出会います。家庭に居場所のない真修と、 元恋人の冷たい仕打ちや家族のプレッシャーに疲れた聡子。 孤独を抱えた二人は、互いの存在を必要だと感じ始めていきます。

しかし、大人の女性と少年という関係は、周囲の目には決して「きれいなもの」として 映りません。二人の距離は、社会の常識と何度も衝突しながら、 時間をかけて形を変えていきます。

見どころ

年齢差のある関係性という難しいテーマに真正面から向き合い、 恋愛感情とは何か、庇護と依存の境界はどこにあるのかを問い直す繊細な筆致が本作の魅力です。 安易に「恋」とも「母性」とも名付けず、宙づりのまま描き続ける胆力が並外れています。

物語は数年の時間をかけて、二人それぞれの孤独と成長を丁寧に追っていきます。 すっきりした答えをくれる作品ではありませんが、だからこそ読後も長く 考え続けてしまう。読み手の価値観を静かに試してくる1作です。

ここが推せる 誤解を恐れず難しいテーマに向き合う誠実な姿勢。読み手の価値観を静かに揺さぶってくる作品です。

こんな人におすすめ

  • 難しいテーマに真摯に向き合う作品を読みたい人
  • 孤独や喪失感を丁寧に描くドラマが好きな人
  • 年齢差のある繊細な関係性を描く物語が好きな人
  • 簡単に答えの出ない物語を味わいたい人

よくある質問

いわゆる「年の差恋愛もの」ですか?
単純な恋愛漫画ではありません。関係に名前がつけられない、その揺らぎ自体を描く作品です。
不快な描写はありませんか?
扇情的な描写は一切ありません。むしろ倫理的な緊張感を保ち続けることが本作の芯になっています。
📖 マンガ紹介一覧へ戻る