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『ひらやすみ』書影

ひらやすみ

平屋で見つける、頑張らない生き方

🥉 マンガ大賞2022 第3位 日常

『ひらやすみ』は、真造圭伍が『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載している「平屋でゆるく生きる」日常漫画です。 29歳フリーターと18歳美大生のいとこ同士が阿佐ヶ谷の平屋で始める共同生活は、 読む人の肩の力を抜いてくれると評判を呼び、マンガ大賞2022で第3位、第71回小学館漫画賞を受賞。 2025年には岡山天音主演でNHK「夜ドラ」としてドラマ化され、 2027年1月からはNHK総合でTVアニメの放送も予定されている、現代日常ものの代表格です。

作品情報

作者真造圭伍
出版社小学館
巻数既刊10巻(連載中)
掲載誌週刊ビッグコミックスピリッツ
累計発行部数全世界170万部以上(2026年8月時点)
受賞マンガ大賞2022 第3位 / 第71回小学館漫画賞
メディア化NHK夜ドラ(2025年11〜12月・全20話)/ TVアニメ(2027年1月放送予定・NHK総合)

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あらすじ

親しくしていた近所のおばあちゃんから古い平屋を譲り受けたフリーターのヒロトは、 美大進学で上京してきたいとこのなつみと共同生活を始めます。 定職に就かず、これといった目標もない29歳。それでもヒロトの日々は、 不思議と満ち足りています。

就活に焦るなつみ、仕事に疲れた友人たち、個性豊かな商店街の人々。 ヒロトの周りの人たちはそれぞれに悩みを抱えていて、 彼の平屋はそんな人々がひと息つける止まり木になっていきます。

主な登場人物

生田ヒロト(いくた ひろと)主人公。29歳のフリーター。近所のおばあちゃんから平屋を譲り受け、肩の力の抜けた暮らしを送る。
なつみヒロトのいとこ。美大に進学するため上京し、ヒロトの平屋で暮らし始める18歳。

見どころ

「頑張らなきゃいけない」という社会のプレッシャーから少し距離を置いた生き方を、 説教くさくならずに肯定的に描くのが本作の魅力です。 ヒロトは怠け者ではなく、目の前の暮らしを丁寧に楽しむ達人。 その姿が読者の「こうしなきゃ」を静かにほどいていきます。

夕暮れの商店街、縁側の風、銭湯帰りの夜道── 真造圭伍の温かみのある線で描かれる東京の風景も本作の宝物です。 笑って読んでいたはずが、ふいに目頭が熱くなる回もあり、油断できません。

そしてヒロトの「ゆるさ」は、決して無責任ではありません。 人の話をちゃんと聞き、誰かが困っていれば当たり前のように手を貸す。 その姿を通して描かれるのは、「何者かになる」ことより「誰かのそばにいる」ことの価値です。 なつみや周囲の人たちが、ヒロトと過ごすうちに自分のペースを取り戻していく過程に、 多くの読者が自分を重ねています。

ここが推せる 「何者かにならなくてもいい」というメッセージを、説教ではなく暮らしの手触りで伝えてくる稀有な作品。NHKでのドラマ化に続きアニメ化も決定しています。

現在の連載状況

『ひらやすみ』は現在も『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載中です。 単行本は2026年4月発売の第10巻が最新で(2026年10月時点)、 全世界累計発行部数は2026年8月時点で170万部を突破しました。 ドラマ化とアニメ化をきっかけに読者層はさらに広がっており、 舞台となった東京・杉並区とのコラボ企画も行われています。

ドラマ・アニメ版について

実写ドラマはNHK総合の「夜ドラ」枠で、2025年11月3日から12月4日まで1話15分・全20話が放送されました。 ヒロトを岡山天音、なつみを森七菜、よもぎを吉岡里帆が演じ、 第52回放送文化基金賞ではドラマ部門の最優秀賞を受賞、岡山天音と森七菜が演技賞に選ばれています。 TVアニメは2027年1月からNHK総合で放送予定で、ヒロト役は内田雄馬が務めます。

こんな人におすすめ

  • 頑張りすぎることに疲れている人
  • ゆったりとした日常系漫画が好きな人
  • 古い家・古民家暮らしに憧れがある人
  • 『路傍のフジイ』『凪のお暇』が好きな人

よくある質問

何も起きない漫画ですか?
大事件は起きませんが、登場人物の人生は着実に動いていきます。「日常もの」と「人間ドラマ」のいいとこ取りです。
どんなときに読むのがおすすめ?
仕事や人間関係に疲れた夜が最適です。1話ごとに小さく回復できる、常備薬のような漫画です。
完結していますか?
完結していません。2026年10月時点で既刊10巻、連載中です。1話ごとに区切りがつくので、途中まででも十分楽しめます。
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