HOTEL R.I.P.
HOTEL R.I.P.
心残りを抱えた死者だけのホテル
オムニバスヒューマンドラマ1巻完結
『ホテル・アールアイピー』は、西倉新久が描く「死者のホテル」オムニバスです。 未練を抱えた死者たちが相部屋で過ごす一夜の物語は、 全1巻ながら「確実に泣ける」と口コミで支持を広げています。
作品情報
| 作者 | 西倉新久 |
|---|---|
| 出版社 | 秋田書店 |
| 巻数 | 全1巻(完結) |
| 形式 | 1話完結の連作オムニバス |
あらすじ
不慮の事故で命を落とし、現世に心残りを抱えた者だけがたどり着く、不思議なホテル。 そこには支配人・迎(むかえ)が定めた奇妙な掟があります── 「同じ日に死んだ者は、強引にでも相部屋にする」。 年齢も境遇もまるで違う赤の他人同士が、同じ部屋で過ごすうちに互いの未練と向き合い、 心残りを解きほぐせた者から、静かにチェックアウト(成仏)していく。 一組また一組と宿泊客を見送っていく、連作オムニバスです。
見どころ
「死者限定のホテル」という舞台設定がまず秀逸です。 突然人生を断ち切られた人々の未練は、家族への言葉だったり、やり残した約束だったりと、 どこまでも普通で、だからこそ胸に刺さります。 見ず知らずの相部屋の相手だからこそ吐き出せる本音があり、 他人の心残りに寄り添ううちに自分の未練の正体に気づいていく── 「相部屋」という掟が物語の装置として見事に機能しています。 1話ごとに違う死者たちのドラマが描かれ、読後には題名の「R.I.P.(安らかに眠れ)」が 優しい祈りとして響いてくるはずです。
ここが推せる
全1巻で読み切れるコンパクトさと、1話ごとに確実に泣かせにくる打率の高さ。「死」を扱いながら、読後感はあくまで温かい一冊です。
こんな人におすすめ
- 1冊で完結する感動系のオムニバスを探している人
- 『深夜食堂』のような一話完結の人間ドラマが好きな人
- 大切な人との別れを経験し、静かに泣ける物語を求めている人
よくある質問
- 「死」を扱うのに怖くないですか?
- 怖くありません。死後の世界は穏やかなホテルとして描かれ、恐怖ではなく「見送り」の物語です。
- 読むのにどのくらいかかりますか?
- 全1巻なので1時間程度です。ただし途中で何度か涙で止まる可能性を見込んでおいてください。