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外天楼

外天楼

一棟のビルに集う人々が交錯するミステリー

🎗️ マンガ大賞2012 第9位 群像ミステリー

『外天楼』は、『それでも町は廻っている』の石黒正数による1冊完結の群像ミステリーです。 バラバラの短編と見せかけて、最後にすべてが一つに束ねられる構成の見事さは 「漫画で伏線回収の快感を味わうならまずこれ」と名前が挙がるレベルで、 マンガ大賞2012にもランクインした隠れた傑作です。

作品情報

作者石黒正数
出版社講談社
巻数全1巻
受賞マンガ大賞2012 第9位

あらすじ

エロ本を買おうと知恵を絞る少年たち、ロボット刑事、脱走犯、幽霊、宇宙人── 一見なんの関係もないコミカルな短編が次々と続いていきます。 しかしそれらはすべて、「外天楼」という一棟の奇妙なビルを舞台に、 時間軸をずらしながら密かに繋がっていたのです。

物語が進むにつれて笑いの成分は少しずつ減り、 やがて読者は、この連作がひとつの大きな悲劇に向かって収束していくことに気づきます。 序盤のバカバカしさと終盤の切れ味の落差こそ、本作がカルト的に愛される理由です。

見どころ

一話ごとに独立した物語として楽しめるだけでなく、全話を読み終えたときに 全ての伏線が繋がる構成美が本作最大の魅力です。 なにげないギャグのコマ、意味がないように見えた登場人物の一言までもが、 終盤で意味を持って回収されていきます。

読み返すたびに新たな発見がある、緻密に計算されたミステリー的な仕掛けは 石黒正数の真骨頂。1冊で完結するため、ミステリー漫画の入門にも最適です。

ここが推せる 全話読了後にもう一度最初から読み返したくなる、緻密に張り巡らされた伏線の妙。 2周目こそが本番と言ってもいい作品です。

こんな人におすすめ

  • 伏線が繋がる連作短編ミステリーが好きな人
  • 石黒正数作品(『それでも町は廻っている』等)のファン
  • 群像劇形式の物語が好きな人
  • 1冊で完結する濃い読書体験を求めている人

よくある質問

ギャグ漫画ですか? シリアスですか?
序盤はコメディ、終盤はシリアスなミステリーです。この温度変化自体が本作の仕掛けなので、先入観なしで読み始めるのがおすすめです。
石黒正数作品を読んだことがなくても大丈夫?
大丈夫です。独立した1冊完結作なので、本作から石黒作品に入る読者も多いです。
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